美容院


明日の同窓会に向けて髪を切った。地元の近くの美容院はカットで2000円程度と手頃な値段からか、休日は予約で一杯になる。予約の開始10時丁度に予約サイトにアクセスしたけど、すでに10人の予約が入っていた。
11時頃に予約時間となり美容院に向かった。今日の店員さんは女性の方でよく喋る方だった。以前と同じ人だったかな。一方的に話を聞いていて、適当に頷く。両隣の人も喋っているからなかなかよく聞き取れずいつも適当な相槌で、印象に残る話は少ない。
そんな適当な会話の中で、お客さんの中で身近な人の死について話題になった。あるお客さんの話で、お気に入りのマッサージ店を探しているとのこと。なぜそんなことになったか話を聞いてみたら、これまで行きつけにしていたマッサージ店の店員さんが亡くなったからとのことだった。年齢も20代とかなり若くして。
その話でも結構な衝撃だったのだが、別のお客さんとも同じような話があったらしい。その人は「今日はこれから近くのファミレスで友達とご飯食べに行くの」と話をする明るいおばさんで、明るく話していたのだがお喋りのついでのように、自分の息子が高校生で亡くなってしまったことを話したそうだ。店員さんは「全くそんな暗い影も無く、凄く明るい方だからまさかそんな過去を背負っているとな思わなくてびっくりした」と話していた。
身近な人の死は人生の一番のストレスとも言われるらしい。そんな過去があっても明るく生きている人がいるんだとその時はなんとなく思ったが、よくよく考えると人生において避けられない出来事であり、それを体験してない人のほうが少ないんじゃないか?そんな辛い出来事があってもみんな乗り越えて生きてるんだなぁと思うと、周囲の人たちが猛者のように見えてくる。

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tleaves